木元貴章 インストラクター デイリーライフ

神奈川在住のフリーインストラクター 木元貴章のブログです!

柔道 角田夏実 金メダル 女子48キロ級 パリ五輪で日本勢初 木元貴章 インストラクター デイリーライフ

角田夏実が金メダル 日本の夏季五輪500個目のメダルに
31歳でオリンピック初出場の角田選手は、得意技の巴投げと腕ひしぎ十字固めを繰り出して1回戦から準々決勝までの3試合はいずれも1分前後で一本勝ちしました。

準決勝ではスウェーデンの18歳、タラ・バブルファス選手に得意の巴投げを再三かわされて互いに技のポイントがないまま初めて延長戦に入りましたが、相手が3回目の指導を受けて反則負けとなり、決勝に進みました。

決勝は、自身より世界ランキングが2つ上の2位でことし5月の世界選手権で優勝したモンゴルのバアサンキュー・バブドルジ選手と対戦しました。

柔道 角田夏実 金メダル 女子48キロ級 パリ五輪で日本勢初 木元貴章 インストラクター デイリーライフ

柔道 角田夏実 金メダル 女子48キロ級 パリ五輪で日本勢初 木元貴章 インストラクター デイリーライフ

角田選手は開始2分54秒に巴投げで技ありを奪い、そのまま優勢勝ちして金メダルを獲得しました。今大会、日本にとって最初のメダルで、これで日本が夏のオリンピックで獲得したメダルの総数は500個となりました。

角田選手はこの大会5試合で相手に技のポイントを1つも奪われずに優勝し、この階級の日本勢では2004年のアテネ大会の谷亮子さん以来、5大会ぶりとなる金メダルを獲得しました。

銅メダルは開催国フランスのシリーヌ・ブクリ選手と、スウェーデンのバブルファス選手で、バブルファス選手はスウェーデンにとっては男女を通じて柔道で初のメダル獲得となりました。

 

女子48キロ級の31歳、角田夏実選手はひざのけがへの不安を払拭し、初めてのオリンピックで金メダルをつかみました。

得意のともえ投げや腕ひしぎ十字固めなどを駆使して世界選手権で3連覇を果たすなど圧倒的な強さを見せ、今大会では金メダルの本命候補にあがっていた角田選手。しかし、ことしに入ってからは古傷の右ひざのけがに悩まされ、3月の国際大会では試合中に左のひざも痛めるアクシデントに見舞われました。

直後の1か月は柔道の稽古は行わずに治療に力を注ぎましたが、5月の強化合宿から稽古を再開。ひざへの負担を考えて畳での稽古は抑える分、筋力トレーニングなどでフィジカル強化を重ねました。

大会までおよそ1か月となった6月下旬には「3歩進んで2歩下がる状況だが、着実によくなっている」とけがについて話していた一方で、「楽しみよりも不安が大きくなっている」と率直な思いも話していました。

それでも今大会では、けがの影響を感じさせない戦いぶりで勝ち上がり、決勝でも得意のともえ投げで相手を豪快に投げ飛ばす強さを見せて見事、初出場で金メダルを獲得しました。