筋トレを日常に取り入れている人の中には、毎日のように筋トレをしている人も多いです。
そして毎日筋トレをしている人たちは、しっかり筋トレの効果も感じています。
それにもかかわらず、「毎日するのは逆効果」と言われるのはなぜなのでしょうか。
これには、筋肉が育つメカニズムが関係しています。
筋肉が育つメカニズム
筋トレをすると筋肉が損傷・疲労します。筋肉痛が起こるのはこのためです。
また、筋肉痛が起きなかった場合も、筋トレをしていれば筋肉は疲労していると考えて良いでしょう。
この損傷・疲労を回復するためには、筋肉の材料となるタンパク質、そしてエネルギー源である糖質や脂質を摂取する必要があります。
また、休養や睡眠も大事です。休養は筋肉を休ませ回復に役立ちます。
特に睡眠はとても重要です。
私たちが寝ている間には、成長ホルモンが分泌されますが、この成長ホルモンは筋肉の修復と合成をサポートする大事な物質なのです。
ですから筋肉を育てるためには、筋肉が損傷・疲労した後にタンパク質をはじめとしたエネルギー源をバランス良く摂取し、しっかり休養・睡眠をとることがとても重要です。
適切な筋トレ+適切な栄養+良質な休養・睡眠がセットになることで、私たちの体は徐々に筋トレ前よりも強い体になります。
この、強い体を作ってくれるプロセスのことを「筋肉の超回復」と言います。
筋トレはこの筋肉の超回復を意識して行うことで効果を発揮します。
筋肉の超回復には一定の休息期間が必要なため、筋トレを毎日するのは逆効果と言われているのです。
損傷、もしくは疲労した筋肉を、十分な休息を取らずに鍛えようとすると、損傷・疲労から回復できないため、思うように筋肉を育てることができません。
また、筋肉痛が原因で思うようなトレーニングができないこともあるでしょう。
ですので、筋トレをする頻度は3日に1回位が望ましいと一般的に言われているのです。