木元貴章 インストラクター デイリーライフ

神奈川在住のフリーインストラクター 木元貴章のブログです!

筋肉のキモ「骨格筋」

木元貴章 インストラクター デイリーライフ

私たちは骨格筋が生み出した力を動力源として、様々な身体運動を行っています。その骨格筋は2種類の筋線維によって形成されています。1つは収縮するスピードが速く、瞬発力を生む「速筋」。もう1つは収縮するスピードは遅いけれど、長く継続的な力を生むことができる「遅筋(ちきん)」です。役割の異なるこれらの筋線維のおかげで、瞬発的な力が出せたり、持続的な運動をしたりできるのです。骨格筋は、体を動かす役割の他にも、次のような役割を担っています。

関節を安定させ、姿勢を保つ。

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外的な衝撃から、内臓や血管などの体の組織を守る。
収縮することで、体温維持のための熱源となる。
収縮することで血管を圧迫し、血液循環をサポートする。
動かすことで脂肪を運動エネルギーとして使い、糖や脂質の代謝を一定に保つ。
骨格筋が筋肉全体に占める割合は約4割。骨格筋を鍛えることは、体の様々な機能を維持する上でも、とても有効なことです。筋肉痛への対処法も心得て、無理をすることなく、筋肉を鍛えていきましょう。

※1運動器症候群:骨や関節の病気、筋力やバランス能力の低下によって転倒や骨折をしやすくなり、介護が必要となるリスクが高い状態のこと。

※2加齢性筋肉減弱症:加齢に伴って、筋肉の量や筋力が減少していく現象で、ギリシア語の「サルコ(筋肉)」と「ペニア(減少)」を組み合わせた造語。