木元貴章 インストラクター デイリーライフ
運動習慣がある人の中でも、1日の活動量には個人差があります。デスクワークが中心であれば仕事中の活動量は少なく、これを解消するために運動をしている人もいるのではないでしょうか。また、仕事中の活動量が多く、さらに運動習慣もある場合は、1日の活動量が多くなると思います。
日本人の食事摂取基準では、タンパク質の目標量が示されています。
参照日:2021年8月3日
タンパク質の目標量はエネルギーあたりの割合で示され、性別・年齢・身長・体重が同じでも必要なエネルギーが多い人ほど、タンパク質摂取量が多くなる傾向です。
例えば、25歳男性で必要なエネルギー摂取量が2,300kcalの場合、タンパク質の目標量はエネルギーあたり13~20%ですから74.8~115gとなります。エネルギー摂取量が2500kcalの場合、タンパク質の目標量は81.3~125gです。
食事内容によって摂取できるタンパク質量は変化するため、十分に摂取できる日だけでなく、不足する日もあるかもしれません。運動をしている人の場合で、毎日プロテインを取り入れた方が良いのかは、活動量と食事内容を考慮しての判断が必要になります。
プロテインを毎日飲むと、「体脂肪が増えるのでは?」と心配する人もいるかもしれません。毎日プロテインを飲んで体脂肪が増える可能性はあります。反対に、体脂肪が増えない可能性もあります。
体脂肪が増える原因は、摂取エネルギー量が消費エネルギー量よりも多くなることです。約7,200kcalのエネルギーを余分に摂取すると、体脂肪が1kg増加するといわれています。