木元貴章 インストラクター デイリーライフ

神奈川在住のフリーインストラクター 木元貴章のブログです!

台風6号 離れた場所も油断禁物

台風6号はUターン後もノロノロのため、沖縄・奄美は6日にかけて荒天に警戒。台風から離れた場所も油断禁物。台風周辺の湿った空気の影響で局地的に「ゲリラ雷雨」、フェーン現象で最低気温が30℃以上の「超熱帯夜」、「最高気温40℃超え」の恐れ。この先1週間は、台風から離れた場所でも災害級の大雨・猛暑・高波に厳重警戒が必要です。台風6号は、5日16時現在、徳之島の西の海上を、東へゆっくり進んでいます。「ゆっくり」とは、時速9キロ以下のことです。中心気圧は970hPa。中心付近の最大風速は30m/s、最大瞬間風速は45m/s、那覇など沖縄本島奄美地方が風速25メートル以上の暴風域に入っています。 台風6号は、このあとも「ゆっくり(時速9キロ以下)」と、ジョギング並みの速度で東へ進み、6日(日)には沖縄地方や奄美地方にかなり接近する見込みです。その後、海面水温が29℃くらいと高いエリアを進むため再発達、7日(月)~8日(火)には九州の南で再び「強い」勢力となる予想です。また、8日(火)には太平洋高気圧も強まるため、東へ進めず、進路を北へと90度変え、9日(水)~10日(木)にかけて西日本に上陸、南から北へ縦断する恐れがあります。 沖縄地方や奄美地方では、あす6日(日)にかけて、暴風や高波・高潮・大雨に厳重警戒。台風の動きが遅いため、同じような場所で激しい雨が続き、線状降水帯が発生する恐れがあるとして気象庁は警戒を呼び掛けています。不要不急の外出は控え、屋内では窓から離れるなど暴風にも厳重に警戒して下さい。 また、週明け8日(火)~9日(水)にかけては、九州(特に大分県・宮崎県・鹿児島県)などで、48時間雨量が600ミリ超えとなり(日本気象協会独自の「JWA統合気象予測(※)」)、既往最大比(※)が150%を超え、過去最大級の大雨となる可能性があります。既往最大比とは、対象期間内に予想される48時間雨量の最大値と、その雨量がそれぞれの場所において過去最大の降水量と比較して何%に達するのか、ということを示したものです。これが100%前後に達すると、甚大な被害の発生する可能性が高まり、150%を超えると犠牲者の発生数が急増する可能性があるという研究結果があります。 大雨災害に備えて、この土日に早めの備えをお願いします。