木元貴章 インストラクター デイリーライフ

神奈川在住のフリーインストラクター 木元貴章のブログです!

打撲創(挫滅創)とはどんなキズ? インストラクター 木元貴章

強い力で皮膚が圧迫されることでできます。腫れ(腫脹)やあおあざ(皮下出血斑)を伴います。切り傷とは違って、強い力が加わるため、キズの縁は不規則で皮膚の欠損を伴うこともあります。

木元貴章

 

 

また、怪我をする部位により骨折や神経の損傷などを伴うこともあります。

キズの状態にもよりますが、まずはキズについた砂利などの汚れを落として、できるだけきれいにキズを縫合します。その際に砂利が残ってしまうと、後々、キズあとが青黒く残り易くなります(外傷性刺青)ので、ブラシなどでこすってできるだけ取り除きます。砂利などの異物の除去は早ければ早いほど良いといわれております(受傷後8時間以内)。その後は、塗り薬による外用療法や創傷被覆材を用いた治療を行います。

 

 怪我で皮膚が一部無くなってしまっている(欠損している)場合や皮膚の一部が腐ってしまった(壊死)場合は、手術療法や局所陰圧閉鎖療法が必要になることもあります。

 

挫滅創の場合は組織の欠損があるように見えても、縮んでいるだけのこともありますので、丁寧にキズを元の位置に戻して丁寧に縫うことが重要です。化膿したり皮膚の下で血が溜まったり(血腫)すると、キズの治りが遅くなり、キズあとが残り易くなります。早めに形成外科を受診するのがオススメです。

 

木元貴章 (ワクチン接種3回済+PCR検査月2回実施)

コンタクトについては下記アドレスまで。現在神奈川県を中心に活動しています。

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