木元貴章 インストラクター デイリーライフ

神奈川在住のフリーインストラクター 木元貴章のブログです!

従来の負荷設定方法の問題点

 

1RMとレップ数の個人差 公民館でトレーニング  木元貴章 


負荷設定方法

測定をしたその日のコンディションに左右されることが多い。

設定した重量で7回しか出来なかったり、逆に15回できる日も存在する。

その場合、その時々に応じて重量を重くしたり、軽くしたりと個人の判断で試行錯誤しなければならない。

結果から回数を指定するだけでは、個人によって違う適応を引き出してしまう可能性がある。

つまり目標とは違う生理学的反応を引き起こしてしまう可能性がある。

木元貴章がまとめると

・非信頼性

まず第一に1RMを測定することは容易ではないということ。(上級者向け)

スクワットを例に出すとバーの位置足の開き具合どこまでしゃがむのか?が個人によってばらつきがあるためフラットな評価がしずらい。

また最大パワーを出そうとすると、普段のトレーニングフォームと全く同じフォームで行う事が困難になるので、信頼度が低くなる可能性が高い。

そして初心者の方は、筋トレを開始してからすぐに筋力向上が見られる為、数週間前に計測したものが過去のものとなってしまう。

・変動性が高い

その日のコンディションによって筋出力が大きく変動する可能性がある為、トレーニングを実施する日の1RMが1RMを測定した日と同じコンディションである可能性が低いと考えられている。

・危険性

自分の能力の限界を超えるような努力をしてしまうので、怪我のリスクが上がる可能性が高い。

・非妥当性

競技パフォーマンスを上げる為という観点からすると、1RMで測った重量はコンディションの把握には役に立たない場合もある。

重量や負荷ばかりに目がいきがちですが、生理学的な知識も無視できません!

とはいえ、偏りすぎた知識はトレーナーとしての視野を狭くしてしまい救えるお客様を救えなくなってしまうので、頭の中には入れておいて損はないはずです。

 

木元貴章 (ワクチン接種3回済)

コンタクトについては下記アドレスまで。

現在神奈川県を中心に活動しています。

insterkimenj@via.tokyo.jp