2023-01-10 ニュースを読んで アトピーのかゆみ改善する化合物を発見 by 木元貴章 インストラクター デイリーライフ 佐賀大医学部の出原(いずはら)賢治教授(アレルギー学)らの研究グループは10日、アトピー性皮膚炎のかゆみの症状を改善する化合物を発見したと発表した。今後、製薬会社と連携して新薬開発に取り組む。 木元貴章 佐賀大学 医学部 アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う湿疹が主な症状で、 集中力低下や不眠にもつながる。厚生労働省の2020年の調査では、 国内患者数は約125万人と推定されている。 研究グループはマウスを使った実験で、皮膚組織に含まれるたんぱく質 「ペリオスチン」が別のたんぱく質と結合した結果、 知覚神経が刺激されてかゆみにつながる仕組みを解明した。 さらに、別の製薬会社が同皮膚炎以外の用途で開発を進めていた化合物 「CP4715」により、結合を防いで症状が抑えられることを確認した。 同グループは、この化合物の効果について特許を申請中だ。 出原教授は「患者は子どもや若者に多く、日常生活に影響を及ぼす。 多くの種類の薬を用意し、治療の選択肢を増やすことが重要だ」と話している。 苦しむ人が減っていくといいですね。 会話に参加する 1
アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う湿疹が主な症状で、 集中力低下や不眠にもつながる。厚生労働省の2020年の調査では、 国内患者数は約125万人と推定されている。 研究グループはマウスを使った実験で、皮膚組織に含まれるたんぱく質 「ペリオスチン」が別のたんぱく質と結合した結果、 知覚神経が刺激されてかゆみにつながる仕組みを解明した。 さらに、別の製薬会社が同皮膚炎以外の用途で開発を進めていた化合物 「CP4715」により、結合を防いで症状が抑えられることを確認した。 同グループは、この化合物の効果について特許を申請中だ。 出原教授は「患者は子どもや若者に多く、日常生活に影響を及ぼす。 多くの種類の薬を用意し、治療の選択肢を増やすことが重要だ」と話している。 苦しむ人が減っていくといいですね。