アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う湿疹が主な症状で、

集中力低下や不眠にもつながる。厚生労働省の2020年の調査では、

国内患者数は約125万人と推定されている。

 研究グループはマウスを使った実験で、皮膚組織に含まれるたんぱく質

ペリオスチン」が別のたんぱく質と結合した結果、

知覚神経が刺激されてかゆみにつながる仕組みを解明した。

 さらに、別の製薬会社が同皮膚炎以外の用途で開発を進めていた化合物

「CP4715」により、結合を防いで症状が抑えられることを確認した。

同グループは、この化合物の効果について特許を申請中だ。

 出原教授は「患者は子どもや若者に多く、日常生活に影響を及ぼす。

多くの種類の薬を用意し、治療の選択肢を増やすことが重要だ」と話している。

 

苦しむ人が減っていくといいですね。

 
会話に参加する